ますます高まる3DCGエンジニアの需要
メタバースと呼ばれる仮想空間が、近年注目を集めています。単なるインターネット上の疑似空間ではなく、オンラインゲーム以上の自由度や独立した社会性、VRやARを用いた高いリアリティーを持ち、今後の発展が期待されています。すでにバーチャルイベント、バーチャルシティなどの概念は一般に広がっており、ビジネスなどの活用も視野に入れている企業も少なくありません。そんなメタバースの発展に欠かせないのが3DCGデザイナーと3DCGエンジニアです。
3DCGデザイナーとは、CG(コンピューターグラフィックス)デザイナーの一種です。3DCGデザイナーはゲームやCG映像などの中で動くキャラクターや風景などをデザインし、ポリゴンやメタボールと呼ばれる技術を使って、それをコンピューターの中で作成します。作成後にそのキャラクターや風景に動きをつけるのも重要な仕事です。その他にはエフェクトの作成、照明の調整なども3DCGデザイナーが行います。芸術的なセンスとデザインソフトを使いこなす技術力が問われる仕事です。
メタバースは仮想空間で、ユーザーがアバターを使って生活をします。つまりそれぞれの仮想空間やアバターの衣装デザイン、動き、エフェクトなどを作る際、3DCGデザイナーは欠かせない存在になるのです。3DCGデザイナーの力が無ければ、メタバースの世界は棒人間が真っ白な世界で動き回るだけの、面白みの無い空間になってしまうでしょう。
3DCGデザイナーはゲームやアニメの世界のみで働く裏方的な存在でしたが、メタバースがゲーム以外の世界で使用され始めた今、もっと活躍の場は広がっていくでしょう。